苫米地式コーチング認定コーチ木村喜典ブログ

苫米地式コーチング認定コーチ/苫米地式コーチング認定教育コーチ/TICEコーチ/PX2ファシリテーター。 苫米地英人博士から直接指導を受け、青山龍マスターコーチからコーチングの実践を学び、世界へコーチングを広げる活動を実施中 あなたのゴール達成に向けて強力にサポートします。

2024年12月


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ゴールを設定する際に大切なのは、
ゴールを「現状の外」に設定することです。


これは単なる理論ではなく、
実際に大きな成果を生むための基本的な考え方です。


「現状の外」という表現は、
少し抽象的に感じるかもしれません。


ここでの現状には、「ステータスクォ」、
つまり「現在の延長線上にある状態」も含まれます。


現状の外とは、
「あなた自身の信念や価値観の枠組みを大胆に変えないと達成できないこと」
を指します。


簡単に言えば、
「自分自身を大きく変えないと実現しないこと」
ということです。


現状の延長ではなく、
これまでの自分では到底達成できないような
新しい挑戦が求められるゴールと言えるでしょう。


ゴールが現状を超えた場所に設定されているかを確認するためには、
次のポイントをチェックしてみてください。


1. 達成方法が分からないか?

  もしそのゴールの達成方法がすでに分かるのであれば、
  それは「現状」内のゴールである可能性が高いです。
  なぜなら、達成方法が分かっているということは、
  現在の自分の能力や知識、経験で達成可能な範囲に
  収まっているからです。


2. ドリームキラーが現れるか?

  ゴールに向かって進む過程で、
  周囲の人々から反対や批判を受けることがあります。
  これを「ドリームキラー」と呼びます。
  ドリームキラーが現れる場合、
  そのゴールは現状を超えた場所に設定されている可能性が高いです。
  なぜなら、人々はしばしば「現状維持」を好む傾向があり、
  それを越えようとする人を無意識に引き戻そうとするからです。


逆に、
単純に周囲から「頑張ってね!」「応援してるよ!」
としか言われない場合、
そのゴールは現状の範囲内に収まっているかもしれません。


目の前に現れたチャンスを掴むためには、
すぐに行動することが重要です。


「準備ができていない」と感じることもあるかもしれませんが、
チャンスは待ってはくれません。


その瞬間に「すかさずゲット」する姿勢が成功への鍵です。


「現状を超えた場所」にゴールを設定し、
積極的な行動を通じて新しい未来を切り開きましょう。





 


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「ビジュアライゼーション」
という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。


これは、ゴールを達成した自分の姿や状況を
具体的に思い描くことで、臨場感を高め、
ゴールを現実に近づける手法です。


具体的には、
映画を作るようにゴールを詳細に描写することを指します。


一般的に、ビジュアライゼーションというと
「視覚」に重点を置くイメージがあるかもしれませんが、
効果的なビジュアライゼーションは
五感すべてを活用することが重要です。


つまり、以下の感覚を取り入れることがポイントです:

 ・視覚
 ・聴覚
 ・触覚
 ・味覚
 ・嗅覚

これらの五感をフルに活用し、
まるでその場にいるかのようなリアルな映像を
頭の中で作り上げます。


このプロセスにより、ゴール達成の「臨場感」が高まり、
現実の行動や意識が自然とそのゴールに向かって動き出します。


このプロセスを説明する公式が「I × V = R」です。

 ・I (Imagination):想像力
 ・V (Vividness):鮮明さ
 ・R (Reality):現実感

想像力(I)と鮮明さ(V)の掛け算が、リアリティ(R)を生み出します。


つまり、どれだけ鮮明にイメージできるかが、
ゴール達成の鍵となります。


ビジュアライゼーションを通じてリアリティを強く感じると、
私たちのコンフォートゾーン(心理的な「快適な範囲」)が変化します。


ゴール達成時の状態が「普通」「当たり前」と感じられるようになると、
その状況を実現するための行動や思考が自然と促され、
最高のパフォーマンスを引き出すことができます。


ここで重要なのは、「誰の視点でその映像を見るか」ということです。


ビジュアライゼーションを行う際は、他人ではなく、
あなた自身がその場を体験している視点で映像を作る必要があります。


避けるべき例:
・スポーツが上手くなりたいときに、自分が観客席から試合を観ているイメージ。
・車が欲しいときに、他人がその車を運転しているイメージ。


理想的な例:
・スポーツをしている自分の動きや手触り、周囲の音をリアルに感じるイメージ。
・自分がその車のハンドルを握り、アクセルを踏んでいる感覚。


これにより、映像の中でゴールを「自分のもの」として体験し、
その現実感を高めることができます。


ビジュアライゼーションは、単なる夢想ではなく、
現実の行動を変える強力なツールです。


ぜひ五感をフル活用し、臨場感あふれる映像を作り、
自分自身がゴールを達成する体験を積み重ねてみてください。


それが、現実の変化を引き寄せる第一歩となるでしょう。
 




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ゴールを設定する際には、人生のさまざまな側面を
バランスよく考慮することが大切です。


そのために役立つのが
「バランスホイール」という考え方です。


バランスホイールとは、
人生の異なるカテゴリーを円形に配置し、
それぞれにゴールを設定する手法です。


代表的なカテゴリーには以下のものがあります。

 ◇仕事

 ◇キャリア

 ◇お金

 ◇健康

 ◇家族

 ◇メンタルヘルス

 ◇社会貢献

 ◇人間関係

 ◇趣味

 ◇芸術・音楽

 ◇生涯学習

 ◇退職後

 ◇老後

 ◇抽象度

 ◇リーダーシップ


これらのカテゴリーを考慮しながら目標を設定することで、
人生のバランスが取れた充実感を得ることができます。


ある会社員の方は「退職後」を
新たなカテゴリーとして追加しました。


普段の忙しい仕事の中では考えにくい視点ですが、
「退職後にどんな生活を送りたいか」を考えることで、
現状を変えるヒントを得ることができました。


例えば、退職後の趣味や地域活動、家族との時間を想像することで、
「今の働き方や時間の使い方を見直すべきでは?」と気づいたのです。


このように、新しいカテゴリーを追加することで、
未来志向の考え方が生まれました。


ゴール設定の基本は、
「ワクワクすることを現状の外に設定する」ことです。


現状の延長線上ではなく、
あえて現状の外にゴールを設定することで、
より大きな変化や成長が可能になります。


バランスホイールを活用することで、
時間軸が未来へとシフトし、自然と未来志向になります。


これにより、現在の延長線上だけでなく、
新しい視点から人生をデザインできるようになります。


さあ、人生をデザインする一歩を踏み出してみましょう。







 


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ゴールを意識して行動することで、
私たちの思考や視点は自然とそのゴールに
必要な情報を捉えるようになります。


「どこにロックオンするか」で、
未来は大きく変わります。


ゴールにロックオンすると、
自然とそれに関連する選択肢が見えてきます。


しかし、現状にロックオンすると、
変化を恐れて現状を維持する選択をしがちです。


現状維持では未来は今と変わらず、
過去の繰り返しから抜け出すことも難しいでしょう。


そこで重要なのは、
「現状維持の選択肢をスコトーマ(心理的盲点)に隠し、
 あえてゴールにロックオンする」 ことです。


これは「変化を起こすための第一歩」を踏み出すために
不可欠なマインドセットです。


ここで注意すべきは、「方法に固執しない」ことです。


多くの人は、長年の習慣や癖で「どうやって?」
という方法論に意識が向きがちです。


しかし、方法にこだわりすぎると、
柔軟な思考が妨げられ、
ゴール達成への道が狭まることがあります。


例えば、山頂を目指す登山では、
天候や体力に応じてルートを柔軟に変える必要があります。

同様に、ゴールを基準にしていれば、
その時々で適切な方法を選ぶことができるのです。


ゴールに向かうための選択を積み重ねることで、
未来は大きく変わります。


逆に、現状にロックオンし続ける限り、
同じ結果を繰り返すことになるでしょう。


あなたの人生の舵を取るのはあなた自身です。


ゴールを見据え、
それに向かって行動することを選んでください。


その選択が、より良い未来を築く第一歩となります。





 


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過去のパターンから抜け出したいなら、
まず「マインド(脳と心)」を変えることが必要です。


そのための重要なステップが
「ゴール設定」です。


ゴール設定で重要なのは、
現状の外側にゴールを設定することです。


ゴールを現状の外に設定すると、
脳はそのギャップを埋めようと動き出します。


これが過去のパターンを打破する最初の一歩です。


RAS(網様体賦活系)は、
脳のフィルターとして機能し、膨大な情報の中から
「重要」と判断したものだけを選び出して認識します。


ゴールを設定し、
それを具体的にイメージすることで、
RASは「このゴールを達成するために必要な情報を集めろ」
と働き始めます。


例えば、新しいスマホを買おうと決めた途端、
それまで気づかなかった同じ機種の広告や口コミが目に入るのは、
RASが活性化した典型的な例です。


同様に、ゴールを設定することで、
脳はゴール達成に必要な情報を積極的に集め始めます。


これにより、
あなたの行動や思考が自然と
ゴールに向かって変わっていきます。


「ゴール設定の重要性」は、
何度も確認しても足りないほどです。


それほどゴールは、
あなたの人生を動かす原動力です。


途中で挫折や迷いがあっても、
ゴールがあることで再び立ち上がる力を得られます。


過去のパターンを脱し、
新しい未来を手に入れるためには、
ゴールを明確にすることが不可欠です。


今この瞬間からゴールを設定し、
あなたの心と脳を未来に向けて動かしてみましょう。


未来は、あなたのゴールが形作ります。
 




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